新時代到来‼

男子の器械体操が新時代に突入しましたね。常勝チャンピオンの内村航平選手が
跳馬のアクシデントに見舞われてしまい、欠場してしまいました。

どんな大選手でもケガに泣かされるとそれが選手生命をちぢめて
しまうことがあります。前人未踏の大記録を更新中の内村選手と雖も
例外ではなさそうです。もちろん本人にしてみれば、まだまだやれる
と考えてはいるでしょうが、長年のチャンピオンとしての重圧から
開放された安堵感はあるでしょう。

その次の世代を担うべく頭角を現したのが、白井健三選手です。
床運動と跳馬で金メダルを獲得しましたね。これはすごい事です。
大学生が世界体操界に堂々と金メダルの凱歌を挙げたんですもの。

しかも、内村選手と同じオ-ルラウンダ-を目指すと宣言しているのですから、
頼もしい限りです。小生も50年前の高校生時代には器械体操に夢中
でした。

あの当時活躍していた小野孝選手や遠藤幸雄選手の演技などは
食い入るようにテレビ観戦をしたものです。ソ連ではシャハリン選手
などがおりました。東京オリンピックの鉄棒演技でシャハリン選手
は前回りをしていたんです。それでも、優勝したんですから、技の
進歩は想像を絶するほどです。

白井選手のお得意とされるひねり技連発の演技などはトンデモナイ
ほどの高度な技です。固いマットで後方宙返り(バック転)をして
最後に後方抱え込み宙返りをするのが精一杯だった高校生の小生
とは雲泥の差です。

白井選手は内村選手を師匠と尊敬しているようなので、近い将来
内村選手を超えるオ-ルラウンダ-に成長することを期待しています。

白井健三の器械体操履歴

床運動の妙技です