舞の海の一家言

産経新聞のスポ-ツ欄を担当している「舞の海の相撲”俵論”は毎回楽しみな記事です。
今回は「土俵が映し出す日本」と題する話でした。読みごたえがありましたね。相撲は

嫌いではないので、こうして自分の意見を述べられる相撲界の人の言説には気を付けて
読むようにしています。

その中で琴欧洲関の話が印象的でした。引用します。

 彼が入門を決意したのは交通事故にあって働けなくなった父の代わりに、家計を
助けるためでもあった。強くならないまま国に帰ることができようか。果たして、大関
に昇進し、優勝もした。

また、引退した朝青竜のこの一言。

 ある日の稽古終わりに「日本の力士は平気で親の悪口を言う。俺はそれが許せない。
モンゴルでは絶対に考えられない。親は大切にするものでしょ。」と真剣なまなざしで
訴えかけてきた。

あの暴動騒動で引退した横綱にこうした人情家の一面がある。そんなことも知りました。

舞の海さんの相撲”俵”論から当分目が離せないですね。