知っておきたいいわきの軍人

軍国主義の時代は明治新政府の肝いりで全国津々浦々まで浸透し、それが大東亜戦争で
連合軍に敗北するまで続いた。当時の強国イギリス、フランスなどがアジア侵略を企図し
着々と成果を上げている時代であった。日露戦争でまさかの勝利を得た日本もまた、

欧米列強に対抗すべく軍拡に精をだしていたわけである。日露戦争での凱歌に酔う日本を
評的にして日本を牽制し始めたのが、米国であった。米国はすでに「ハワイを併合し、また
フィリピンを、グアム島をも手中に収めて来た。・・・日本は日露戦争後やっと不平等条約を

解消し、やれやれと安堵の胸を撫で下ろしたけれど、世界は相変わらずの自国中心主義
だった。伸仕上がりの日本をこれ以上のさばらせておけば、今後したい」放題のことは
出来なくなる。支那四億といわれた中国大陸での利権の衝突が、戦争を拡大させてゆく。」

(『サイパンの青い空』永久保片雲編著)

米国は日露戦争直から中国での利権をめざす邪魔者の黄色人種として日本を貶める
政策ととってきた。それが史実である。

日米最大の決戦場となった太平洋で大活躍したのが海軍大将高木武雄提督だった。
提督についてはそれまで、無知であったけれどこの八月に始めてその事歴を知る機会
を得た。

明治の陸軍中佐として知られる大越憲吉中佐とともにいわきが誇る海軍大将高木武雄提督
はもっともっといわき市民に知られてしかるべき偉人だとおもう。

髙木武雄海軍大将とは