曹洞宗について

曹洞宗について

見瀧山医王寺は、徳一大師によって開山された曹洞宗のお寺です。こちらでは、曹洞宗の歴史や坐禅についてご紹介します。

曹洞宗の歴史

曹洞宗のご本尊様はお釈迦さまです。鎌倉時代、道元禅師が宋(中国)より正伝の仏法を日本へ伝えました。
瑩山禅師が総持寺を開き、教えを全国に広め、曹洞宗の礎を築かれました。道元禅師と瑩山禅師のお二方を両祖と呼び、ご本尊であるお釈迦さま釈迦牟尼仏(しゃかにぶつ)と共に一仏両祖(いちぶつりょうそ)としてお祀りし、信仰を捧げています。

曹洞宗の教え

「坐禅の精神による行住坐臥(ぎょうじゅうざが)の生活に安定し、お互いに安らかで穏やかな日々を送ることに、人間として生まれてきたこの世に価値を見出していこう」というのが宗旨です。
道元禅師の言葉で「私たちが人間として生を得るということは、仏さまと同じ心、「仏心」を与えられてこの世に生まれた」というものがあります。ここでの「仏心」とは、自分のいのちを大切にするのはもちろん、他の人々、物のいのちも大切にするという他人を思いやる心が込められています。

坐禅(ざぜん)

曹洞宗では、坐禅の教えを依りどころとしてしています。お釈迦様が坐禅の修行に精進し、悟りを開かれたことに由来しているためです。禅とは物事の真実の姿、あり方を見極め、これに正しく対応していく心の働きを整えることを指します。坐禅を実践することで得る心身の安らぎ、坐禅をする姿そのものが「仏の姿」であることを自覚することにあります。

坐禅以外の禅

禅とは「禅定」という意味で、座る形の「坐禅」が基本となっています。しかし、坐禅以外にも「立禅」「動禅」などもございます。生活総ての基本が「坐禅」に始まるべきで、坐禅を総ての生活に応用することで禅的な生活を送りましょうという意図があります。

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