遺教経の教え
蜂の華を採(と)るに、但(た)だ其の味わいのみを取って、色香を損せざるがごとし
釋尊最後の説法を経典にしたといわれる、遺教経の一節。比丘が托鉢したりして、施主から飲食物の供養をうけるさいは病人が薬を飲むように、すこしの量にとどめなさい。という段の喩えに出てきます。ミツバチがミツを採ろうとするとき、それ以外の花の色や香までも欲張ってとろうとはしないであろう。食べ物も欲張って必要以上におおくとるべきではない。そういう意味です。しかし、この言葉はそれとは離れて単独で味わっても良いとおもいます。 遺教経のなかでもわたしの好きな文章です。
