謡曲「巻絹」
夫(そ)れ神は人の敬ふに依って威を増し 人は神の加護によれり
最近読んだ「巻絹」(まききぬ)のなかから感銘を受けた文章です。神さまの存在の有無を哲学的にいくら究明しようとしてもその存在は未解決のままのようです。それよりも真心をこめて神仏に祈りを捧げればそれに応じた答えやらヒントのようなものが得られるということはそれを感得した人にとっては、これほどの答えはないでしょう。われわれが神仏を尊んで敬えばそれに応じた神仏からの有形無形の加護があるというのは古来多くの人達が実感しているようです。それは単なる神頼み以上の深い人間の精神的営みといえるものなのでしょう。4月1日記す
