書の紹介
あなたにとって、大切な言葉はありますか?
感銘を受けた言葉、座右の銘。
人は、さまざまな言葉と触れ合って生きています。
あなたの大切な言葉を、書という形で、側に置きましょう。
言葉は力を持っているものです。それを形にすることで、また違った影響力を持ちます。
色紙
一番シンプルで、どこにでも置けるものです。
「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」
これは禅の古典「六祖壇経」が出典の言葉です。
釈尊の教えがはるばるインドからシナ(中国)へ伝播するには第28代目になられた菩提達磨大師の登場まで待たなければなりませんでした。そして中国的な変容を経て、いわゆる禅宗教団が歴史の表舞台にでたときの祖師が中国では禅宗の六祖となる慧能禅師です。
このお方の言葉としてよく知られた禅語です。出典の詮索はさておき、この五文字をみてどのような感じをあなたは抱くのでしょうか。
本来何物もないじゃないか、というこの言葉を念頭において個人の生活を点検してみるのも一法ですね。金も名誉も財産も教養も結局は人間生活をしている間だけにしか通用しない符丁にすぎません。そういうものに、必要以上に捕われてしまう弱点を打ち砕くこの一句をあなたならどう解釈しますか。
掛け軸
「万里一條鉄(ばんりいちじょうのてつ)」
一万里という途方もない長さを持つ一本の鉄棒。一本であって二本ではない。
鉄棒とはなんのことでしょうか。禅語は専門的に解釈することもありますが、一般の皆様にとっては、通俗的に自由気ままな解釈をしてもかまわないとおもいます。
さて、この鉄棒は真っ黒いです。さてはおのれの生涯をつらぬく初心を貫徹せよ、とでもいっているのでしょうか。
いろいろとこの言葉に思いを巡らす楽しみを持ちたいですね。
短冊
