長野のお寺に出掛けます
午後から長野県松本市にある古刹「広沢寺」さんに出掛けます。そちらの若和尚が住職になりその
お披露目の儀式が正式に執り行われます。宗門では結制と申しています。
廣澤寺さんは境内10万坪以上もある大寺院であり、小生の恩師の大学教授をされた前
住職地です。長男さんが後継者となり、永平寺専門僧堂では小生が先生役でした。
お祝いに賀偈(がげ)を条幅に書いて郵送しました。結制のような人生一度きりの大儀式
があると、禅僧は七言絶句の漢詩を贈る習わしがあります。きっと、この寺には60人以上もの
僧侶がお祝いに参加することでしょう。大本山総持寺貫主猊下が主賓で横浜から来られます。
晴れの大舞台での新命住職の雄姿を拝んできます。
春迎新緑趣無窮 春には新緑を迎えて趣窮まることなし
山野逍遥俗気空 山野を逍遥すれば俗気を空ず
此日晋山広沢主 此の日晋山す広沢の主
高揚法旆振宗風 高く法旆を揚げて宗風を振はんことを