村上華岳を観よう
茨城県天心記念五浦美術館> 展覧会>企画展 (ibk.ed.jp
自民党総裁選もおわったところですが、いつしか芸術の秋となりました。隣県にある県立天心記念美術館では秋の企画展が開催中です。先月まではコロナ禍の影響で臨時休館中でした。この展示ではなんと
村上華岳の仏画が登場。あの不世出の孤高の画家の作品を今展示で直に拝見することができるんです。これってすごいことです。華岳の宗教的境涯については名著『画論』を一読すれば納得できますので、その中から任意に選んだ言葉を紹介します。
霊昭不昧
明らかなる心の鏡に天理はうつるなり
天理のまヽ自己を捨てよ
天理のために死ぬること
曠々たる天理に身をうちまかせる。
生命の流れ、旋律。
何物をも恐れぬ。
何物をも頼まぬ。
天心獨朗の、荘厳な、雄渾な、雄偉な、純粋な、清浄な、高邁な
天を観よ、雲を観よ、山嶽を観よ、水流を観よ。其等は何か啓示を吾に與ふ。