木南卓一先生の一周忌法要
昨年12月5日に92才で他界された恩師木南卓一先生の一周忌に
参加、焼香してきました。先生とのご縁は永平寺での雲水修行中の
ことでした。主として先生からの随想『楠葉だより』を拝読しながら
40年以上ものお付き合いをさせていただきました。
会場となった円福寺様での厳粛なご法事のあと、部屋を移って
小金丸泰仙老師による講義がありました。木南先生が生涯を
とおして敬仰された慈雲尊者の御文章の講義でした。
20人もの雲水さんたちと参加者50名ほど、都合70名ほど
で立派な法要でした。道場主の師家徳門老師は40台の若き禅僧でした。
木南先生はこのお寺で漢文や東洋思想のご講義を務められていたゆかりの
道場と伺いました。
どこまでもきれいに掃除が行き届いた境内でした。清らかさの中に心地よい
緊張感のある禅道場でした。若き雲水さんたちのきびきびした動きを
拝見しながら、若き日の自分の修行時代を懐かしんだことです。