掛け軸の扱い方について

掛け軸の扱い方について

和風な部屋や昔ながらの床の間、お茶室、応接間などに栄える「掛け軸」には高級なものが多くあります。
そして掛け軸の多くは紙でできているので、とてもデリケートなものです。取り扱いには充分気をつける必要があります。

折れが入らないように

掛け軸を持ち運ぶ際や、掛けたりしまったりする際に「折れ」が入らないように気をつける必要があります。
大切な掛け軸に「折れ」が入ってしまうと大変です。シワや歪みの原因にもなってしまいます。

掛けっぱなしにしないように

掛け軸を掛けっぱなしにすると、掛け軸が傷んでしまいます。傷みを防ぐために定期的に外し、他のものと替えるようにします。そもそも掛け軸というのは、季節や行事、客人をもてなすために変えるものです。様々な掛け軸を楽しみましょう。

保管に注意

掛けっぱなしはいけませんが、眠らせる期間が長くても、掛け軸を傷めてしまうことになります。保管している掛け軸は、1年に1、2回空気の乾いている日に、虫干ししましょう。その際、日光に当てると色あせなどの劣化が起きてしまいますので、日陰で行います。

濡れた手では扱わないように

掛け軸の素材の多くは紙でできています。紙は水分に弱いので、濡れた手や汗をかいた手で扱ってしまうと、破れてしまったりシミやシワの原因になってしまったりするので、必ず乾いている状態の手か、手袋をして扱いましょう。

風を直接当てないように

掛け軸に扇風機やエアコン、外の風などが直接当たってしまうと、反ってしまったり傷みやすくなってしまったりするので直接風が当たらないような場所に掛けます。

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掛け軸にしてギフトにされても喜ばれるかと思います。