白隠和尚の求道心

白隠和尚の求道心

白隠禅師の大悟は二度ありました。英巌寺で坐禅三昧をしていた時とその後正受老人の下で
八ケ月の安居をしていた時と。昔の禅僧は死にもの狂いでの修行に骨折ったんですね。

現在の宗門人は住職資格を得る目的で専門僧堂に一.二年生活すると師匠寺に戻ってしまいます。
9割がたそういうもんでしょう。末世の様相を呈しているのが今の禅界です。

お釈迦様が難行苦行六年もの後に菩提樹下で大悟徹底された事例がありますけど、たいていその
智識をもつだけであり、日常生活において毎朝坐禅をして読経する習慣を持つ和尚はそう多く
ないようですね。

本気で死ぬ気で修行する和尚のためになる。白隠禅師の求道心には学ぶところが多いです。

若かりし白隠和尚の求道時代