新春を寿ぎます

令和4年を迎えて三日がたとうとしております。お正月の読書始めにとおもい、長年愛読している月刊致知をひらいてみました。特集に素晴らしい記事がありましたので、抜粋引用し新年の挨拶とします。

 高橋さんは十歳の時、大東亜戦争で父親を亡くした。母親は三人の子をとても育てられないと思い、秘かに一家心中を考えた。
 ある日、玄関に一枚の紙切れが挟まれていた。それにはこう書かれていた。「あなたには三つの太陽があるじゃありませんか。いまは雲の中に
 隠れていても必ず光り輝くときがくるでしょう。それまでどうか挫けないで頑張って生きてください。」この手紙に母親は
気を取り直し、一家を養うために身を粉にして働き始めた。この体験が高橋さんの生涯を貫くお節介(ちょっとした親切)の
原点になったという。その母親が常に言っていた言葉がある。「天知る、地知る,我知る。どんなに貧しくなろうとも心まで
まずしくなってはならない。」どんな言葉を支えにして実行しているか。その積み重ねが人生を決することをわすれまい。