2015年01月

我を離れよ!

先日からの続きです。発菩提心はつづめて発心(ほっしん)といいますが、 この清らかな心を妨げるのが名利の邪念であると申しました。このもとはなんであるか。 高祖によれば「ただ世間の生滅無常を観ずる心も、また菩提心と名く」と龍…

名利とは

名利(みょうり)の名は名誉のことで利は利益ですね。自身の名誉や地位、立場に かたくなに執着してしまうことはよくある現実ですね。代議士や弁護士といわれる 肩書きを持つのは決して悪いことではなく、その人の努力があったればこと…

発菩提心と名利

先日紹介した永平高祖御垂訓には「発菩提心」(ほつぼだいしん)の一章があります。 発菩提心は別に道心とも言われます。悟りを求める情熱のことです。 仏法を信じて修行するにはどうしてもこの菩提心がなくてはなりません。よくあの和…

永平高祖御垂訓

わが曹洞宗では毎朝のお勤めは朝課と称しております。お経としては観音経、般若心経、大悲心陀羅尼 如来寿量品偈(じゅりょうほんげ)などを読誦します。禅宗なので歴代祖師のなかでも特に石頭禅師の「参同契」(さんどうかい) と洞山…

法句経の言葉

「その報(むくい)よも われには来らざるべし かくて思ひて  あしきを軽んずるなかれ 水の滴り したたりて 水瓶(かめ)をみたすがごとく 愚かなる人は つひに悪をみたすなり 漢訳 小悪を軽んずる莫れ 以て殃なけんとす 水…

息を調えるとは・・・

坐禅をする。これは外形的には釈尊の御姿(足を交差させている)をマネすることと云っていいでしょう。 宗門ではその姿勢を正身端坐(しょうしんたんざ)と申しております。一寸坐れば一寸の佛とも言われて 坐れば直ちに坐佛である。そ…

新春の香道月例会

乙未(きのとひつじ)の初の月例会には昨年同様元旦香を楽しみました。 香道の生徒さんたちは女性のみならず男性も参加しております。皆さん常連さんたち なので、毎回なごみのある香会です。和服姿もなかなか素敵で、着物も上品です。…