足助町の香積寺を拝登‼

先月下旬の曹洞宗墨蹟研究会主宰による秋の研修旅行です。訪れたのは愛知県豊田市の
郊外にある飯盛山香積寺さまです。

数年ぶりでの参加でしたが、とても有意義で思い出深い二泊三日の旅と
なりました。講義会場となった香積寺は有名な禅寺。幕末には風外老師
が住持をされた道場でした。風外の会下からは明治にかけて活躍した
宗門の傑物が多数輩出されました。以前から一度は訪問したいと考えて
いましたが、こういう研究会に入っているおかげで夢がかないました。

本堂東側にある坐禅堂です。昔、修行僧たちがしのぎを削って坐禅研鑽したところです。
予想ほどの広さはなく20人ほどが座れる僧堂でした。

敗れて穴が開いている木版(木製の板)が僧堂入り口の右にかけられていました。
禅門では起床の合図やさまざまな行持のさいに、こうした木版が打ち鳴らされます。
穴のあくほど使い込まれた板は修業全盛時代の厳しさを物語っているのです。
これを見ただけでも来たかいがあったと感動しました。

香積寺とは