開炉の季節です

茶道を嗜むようになると冬に向かうこの時節は開炉(ろびらき)があります。
炉開を愛でてする茶事は炉開きの茶事といい、茶道での正月の風情となります。

それまでは風炉のお点前でしたが、今月からは炉の点前となります。炭それに柄杓
は風炉用から炉用に代わります。炭のサイズは胴炭は5寸となり、風炉より1寸
ほど長くなります。寒い冬に向かう今の季節には夏場より暖かくしておくことが
大切な心構えであり、それが炭の長さの違いとなってきたのです。

季節の微妙な変化に対応する茶道での工夫です。というわけで、昨日は炭きりして
一個づつたわしで水洗いをし、陰干しをしました。こうすることで、炉に炭を
入れてもはぜる心配はなくなるのです。また、炉の灰作りも無事すませました。
来年四月末までお稽古では炉の点前となります。