明治天皇御製

靖国神社に何年かぶりで参拝したことはブログでも紹介しました。
そのさい目にした明治天皇(戦前は明治大帝と呼称されていた)の

御製を紹介します。花という題です。

たかどのの 窓てふ窓を あけさせて
四方の櫻の さかりをぞみる

この歌は明治四十五年の御作とありました。
四月上旬の神社の境内は各部隊の生存者の方々が戦場で散花した

戦友を偲びながら植樹したものです。靖国神社が一般の神社とは
違い、格別な感慨を呼び起こす霊域なのだ。そんな強い印象を受ける

のは、わたしだけではないでしょう。それにしても明治天皇の歌は
スケ-ルが大きいですね。眼前に咲き誇って妍を競う満開の桜

が飛び込んできそうな御製です。