「式包丁」は大いなる感動を与えてくれました

朝方から曇り空でしたが、そのうちに雨になりました。豪雨ではなくしっとりとした
一日とはなりました。講師の米良隆先生は早朝4時過ぎに弟子の自家用車で

到着。お弟子はテイクカウト用のご飯の仕込みにはいりました。なんでも120人
ほどの準備だそうです。炊き立てのそれは”さすがプロの技”。おいしかったです。

和服姿の来場者も結構おられましたし、厳粛な雅楽にのせて、式は厳かに進み
ました。儀式用の特別な包丁と箸を巧みに捌きながら3キロもある鯛を調理して

くれました。皆さんまったく初めての経験のようで、仕上げられた瑞祥の姿に
感動し、写真をパチリパチリと携帯やアイパッドに撮っていました。

その後小休憩をはさんで調理師に着替えた講師は別室で2.5キロの鯛のお
つくりの実演を披露してくれました。調理の合間にいろいろと有意義な説明

を交え、自身の調理道具である包丁の紹介などもありました。集まった聴衆
もすばらしい出来栄えのお作りに感動してか、ここでもまた写真撮影をくり

ひろげていました。米良さんから頂いた名刺の裏には12もの肩書きがあり

それを一見しただけでも、調理師会の重鎮であることが納得できました。
一生見ることもできない日本料理の奥深さを実感したひと時でした。

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