終焉の地は今市

日光市今市には二宮尊徳先生を祭る尊徳二宮神社があります。かねてからの念願で一度

墓前読経したいと念じてはいました。それが実現でき、感無量でした。お墓の右わきには図書室

(鉄筋二階建て)があり、入場料を払ってゆるりと閲覧することができました。創建当時(明治
30年代)からは色あせた感じを受けましたが、墓所の周囲には全国各地から献木された樹木が

鬱蒼と茂っていました。久しぶりに尊徳の自筆書簡や孫である尊親(たかちか)自身による報徳
訓の掛け軸もありました。以前尊徳の誕生地の小田原での翁の遺品や書簡なども食い入るように

見たんでしたが、こちらでは翁最晩年を髣髴させる木彫の姿もあって感動しました。よき旅の

思い出となりました。翁の偉大な実践記録は全集36巻となって心ある人たちの大きな拠り所と

なっています。機会があれば再度訪問したい場所ですね。

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