今月から本格的に初夏がおとづれてきました。境内の櫻もすべて葉桜になり、
いまはサツキや藤が咲き誇ってお寺の境内を見事に荘厳してくれています。
咲という感じは「わらう」とも読みます。美しく咲いてゐるさまざまな花が咲く様子
は文字通りこの漢字を思い浮かべますね。
藤の花 おりてかざせば こむらさき 我もとゆいの 色やそふらん (後拾遺和歌集)
藤の花 さかりとなれば 庭の面に 思ひもかけぬ 波ぞ立てける (後拾遺和歌集)
花王と別称のある牡丹は牡丹籠に活けて床の間の飾りにしました。クレマチスも見ごろですよ。