WBCではじけた感動秘話

台湾と対戦した侍ジャパンは4対3で日本の逆転勝利となりました。その試合直後敗戦となったナインが
全員マウンドに大きな円形をくみ、観客に向かって一礼をしたんだそうです。

たった今のテレビニュ-スで知りました。実に奇異な感じの一枚の写真には台湾と日本との強い絆が
隠されていたのでした。

台湾の野球の歴史は100年ほどだそうです。最初は日本の台湾統治時代に日本人に野球を教えられて
きたとか。その野球が台湾に根付いて現在ではプロチ-ムもあるようです。

野球を通じてお世話になった日本チ-ムとWBCで戦うことは、台湾チ-ムにとっては悲願であったこと
でしょう。それが今回実現し9回までは日本チ-ムと白熱した試合展開をしたのでした。

二年前の大震災では台湾が200億円もの支援をしてくれ、救援チ-ムも早々と災害地にきて、惜しみない
援助をしてくれた。そのことは報道でもよく知られています。日本としても公式に政府が感謝のお礼を述べたのでし

たが、それだけでは済まない。一国民としてこの日に台湾のそうした義挙・援助に感謝のプラカ-ドを
だそう。そんな一市民のツイッタ-での要請が試合当日現実となって、野球場のあちこちに謝謝台湾

プラカ-ドが出現したのでした。それを見た台湾ナインが感動して感謝のお礼を述べた。その行為がマウンドで
円陣を組んだあの光景だったのでした。

韓国・台湾ともども戦前は日本の統治領土でしたが、台湾人はこんなにも礼儀に熱い国民だったのかと、改めて感動をしてしまい
ました。大東亜戦争までの日本的な教育がいまでも色濃く残っている。戦前の良き日本の伝統を身に着けてい

るんですね。そんなことを教えられた感動の報道でした。涙もろい私は感動でウルウルしっぱなしでした。