世界で何が起ころうとおかまいなく日付のカレンダ-は一日一日すぎていきますね。
今月とあと30日でことしの大晦日をむかえてしまいます。例年何事もなく平凡な
毎日を消化できればと考えてはいたものの、失敗もつづくのが大方の現実なのか
もしれません。
そんな感傷に浸っていたわけではありませんが一日中静かな雨ふりのお天気に
かこつけて、映画を見てきました。
「柘榴坂の仇討」(浅田次郎原作)です。地味で静かな時代劇でしたが、感動作
と感じました。時代設定は幕末から明治初期にかけての一代変革期を生きる
武士たちの人生を凝縮した時代劇です。井伊大老暗殺があった桜田騒動が
舞台です。
思い起こせば大老暗殺後老中になった磐城平藩主安藤信正も登城途中の
坂下門で襲撃を受けた事件なども想起されました。そんなこともダブッて
きましたが、主演の中井貴一の存在感ある演技がいいですね。