自彊術とスペイン風邪

スペイン風邪とは

我が国最初の健康体操として知られる自彊術は百年以上の歴史を現在まで
刻んできております。現在は公益社団法人自彊術普及会として地道ではあ
りますが全国的に教室を展開し遠く台湾や米国でも普及活動がなされて
おる現況です。自彊術の強みは単なる健康維持のみにとどまらず毎日の
実践を通じてさまざまな病気の改善を図れることにあります。
百年前にパンデミックとして知られるスペイン風邪の猛威が我が国に
生じた際、当時の金門製作所の従業員は全員その難を逃れたということです。

金門製作所の創業社長は十文字大元という方で、自身の難病を自彊術により
克服した経験があったのです。それからというものこの自彊術を全国に
普及することを発願し、終生その拡大に尽力しました。

自彊術の創始者は中井房五郎という天才的な施術家でしたが、大東亜戦争
末期までに全国300万人ともいわれるほどの普及に貢献した大恩人が
十文字大元でした。

今回の武漢ビ-ルス禍報道を目にするにつけ、自彊術の力がどれほど
素晴らしいものかを改めて感じております。