禅の古典中の第一は「碧巌録」です。その第14則にはおもしろい
言葉がでています。
老鼠生薑を咬む(ろうそ しょうきょうを かむ)
おいぼれて歯の無いねずみが生姜を噛んだようなものじゃ。
辛いけれども、吐き出すわけにも飲み込むわけにもいかん。(無文全集より)
年寄りのネズミってみたこともないのですがねえ・・・。言葉っていうのは
便利なようで、イザこの時って言う場面に出っくわすと歯がゆいったらないです。
便利なようで不便なんですね、言葉っていうのは。そんなときこの年寄りネズミ
を思い出すのもおもしろいかも。