恭謙になるには

パソコンで恭謙という言葉を開いても、でてきません。いまでは古ぼけた言葉になって
しまったのでしょうか。

教育勅語の一節に「恭謙己を持し・・・」とありますが、その恭謙です。
対人関係において、相手をたてて自分を謙遜することですね。

昔の修養書などをみると、古典から引用したいい言葉が載っています。

人道は盈つるを悪(にく)みて謙を好(よみ)す。謙は尊くして光(て)り、
卑(ひく)くして踰(こ)ゆべからず。(易経)

人禮あれば則ち安く、禮なければ則ち危し。(禮記)

凡そ人の人たる所以のものは、禮義なり(禮記)
 

人間らしい生き方をするには恭謙という徳目を磨かなければなりませんね。
分相応の徳分を蓄えて人間らしい生き方を心がけたいものです。