安藤信正展が始まりました!

20日の昨日より市美術館で安藤信正展がはじまりました。昨日と今日の二日間は
一回ロビ-にて呈茶をしました。

幕末の安藤家十代当主である信正公は井伊直助公が桜田門外の変で失脚したあと
老中首座として国内外多事多難な幕府のかじ取りをする重要な役目を果たしたの
でした。しかし、間もなく水戸藩の浪士によるテロに遭い坂下門外で背中を切り付けられ

一命こそとりとめたものの、その後失脚という憂き目あったのでした。失脚前には
プロイセンとの修好条約を結ぶさいに責任者として締結をされたのです。それが

一昨年に締結150年を記念する節目を迎えたのでした。そこで、現ドイツと日本側
両国の御子孫にあたる方が、これを機会に互いに交流をし始めたのでした。

信正公は磐城平藩主でしたので、いわき市でもその記念式典を企画し、今回の
安藤信正展になったわけです。

会場となったロビ-には多くの市民が足を運び、両日にぎわいました。
展示品としては信正公の若い自分の書や和歌などゆかりの品々を中心にして、

御家流茶道をしている安藤綾信宗家に蔵する茶道・香道具もでています。

写真は台子ですが、弓を使用しているため弓箭(きゅうせん)台子と称します。
他の茶道流儀ではお目にかかることのない武家茶らしい台子です。

弓箭台子.JPG