閑を得ては書を読み・・・

大型連休も残すところ二日となりました。ブログをみてくださる方々も
この機会に行楽しようとでかけているのでしょうね。

貝原益軒先生は江戸時代前期の儒学者であり博物学者として名高いですね。
「養生訓」などは数多くの著書のなかでも、特によく知られています。

その著「楽訓」の一節にはこうあります。

 衆人の楽はみな外欲にあり。是をほしいままにすれば却ってわが身の
 わざわひも是より起る。君子は学んで道を楽しみ、命に安んじて貧を
 憂へず。閑を得ては書をよみ、時節を感じ、風景を玩び月花をめで、
 詩歌を吟じ草木を愛する、この数多の事かはるがはる楽まば、朝夕の

楽しみきはまりなかるべし。・・・かヽる時楽しまずんば日月ゆきてとどまらず、
惜しむべし。

人生80年、「真の楽しみのなんたるかを弁え、時を愛惜して随時随所に
楽しむべきを教えられます。」尊敬する木南卓一先生の言葉をかみし
める今日この頃です。