「現代語訳碧巌録」を知る

久しぶりで市立図書館に顔をだしました。そこで弓道関連図書を覗いたんですが、旧版の
弓道講座が揃っているかな。そんな期待をしていましたが、裏切られてしまいました。

たぶん50年ほど前に出版されています。アマゾンで検索をかけてみたら、なんと

驚くなかれ、10巻ワンセットで36万円とかしていました。とても入手できない高価本でした。
いわきには弓道愛好者が少なからずいるとおもうので、関連図書がもっとほしい。

そんな感想を持ちました。そんなことから禅の古典「碧巌録」はどうかなと思いアマゾン
で検索。そしたら現代語訳がすでに三冊本で発刊されていることを知りました。

碧眼集または碧巌録は宗門第一の書とされる古典中の古典禅籍。わたしも専門のこと
なので参考図書もずいぶん集めているんですが、この現代語訳は10年も前に

出版されていたんですね。迂闊でした。岩波の単行本にもなっているようなので安価で
入手できるようです。私の蔵書では江戸時代から明治・大正そして昭和のそれぞれの

講話本とか提唱本がありますけれど、平成のこの現代語訳はなかなか意欲的な企画
のようです。碧眼録を文字禅で解く。また新しい禅の語録の魅力を再発見できるのを

期待しています。目下、拾い読みを始めたところです。