長ったらしい題名の本ですね

朝刊の書評欄で紹介されていました。「天才とは努力を続けられる人のことであり、

それには方法論がある」。山口真由著。著者は東大法学部を主席で卒業、現在は

弁護士で活躍している女性のようです。なんでも大学三年のとき司法試験に合格

した才媛で、そのときの受験準備のエピソ-ドがとんでもないですね。口述試験の
ために試験までの2習慣は睡魔と闘うために、冷水を張った洗面器に足をつけながら

一日19時間半勉強したとか。そういえば幕末の禅匠の奕堂禅師なども坐禅に没頭

するためにわざわざ河原にでかけて腰まで水につけながら修行した。そんな

エピソ-ドもあります。臨済宗の南天坊老師などは井戸水の上に一枚の板を

引いて睡魔に襲われたら井戸に落ちて死んでしまうのを覚悟して坐禅したとか。

日露戦争の英雄乃木将軍などはこの老師に参禅したことがありましたね。
お隣のシナの時代の慈明禅師は坐禅中睡魔に襲われるたびに脇に置いていた

錐で腿をついて坐禅に精進したという逸話も有名です。天才のする努力は

それを持続するための強力な目的意識と異常な努力を長期間持続できる。そういう

類まれな習慣をもっているんですね。それにしてもこんなに長い題目の書名

なんとかならなかったですかね。不詳小生の語り草ですが、「努力は悟りである」

とも共通する点があります。