「十善法語」から

先日江戸時代の高僧として有名な慈雲尊者の言葉を紹介しました。

今回はその中から抜き書きしてみます。

萬般ことごとく志を専一に用ふる處に神の助けを得る。
神助あれば妙處に到る。
妙處に到れば其徳漸次に成ずる。下って茶香の遊びに至るまで、
みな道を寓することもあるべし。
この場處に至って、小道と雖も観るべきことあるじゃ。

   (十善法語薪第五 不綺語戒より)

こころだに 誠の道に叶いなば 祷らずとても 神や守らん

こんな古人の和歌と同じ趣旨ですが、尊者のこの文章なども
声を出して口ずさみたくなりますね。それぞれの志す道を

学びながらその究極の一点に気づく。このときの喜びは言うに言えないもの

なのでしょう。どんなことでもその妙所を得ることのむづかしさはありますからね。