空気が御神体?!

八百万の国である我が国は古来大自然を神の宿る世界として、崇めかつ畏れてきた長い歴史
と伝統がある。それでも際立って珍しいのは”空気”そのものを御神体としている空気神社が

現存していることである。神社のある山形県朝日町では7日、「空気まつり」が行われたという。

地元の小学生たちが自然に感謝して豊作を祈る「みこの舞」を披露したのだそうだ。(産経新聞)
朝日町では世界環境デ-の6月5日を条例で「空気の日」と定めているとか。

大自然の恵みに感謝するにしても、具体的にこうした神社までありかつ雅楽にのせて舞を奉納
する。ここまでやるのは我が国ならではの伝統だろう。ときには荒ぶる自然の神威に畏れながらも

おだやかな日常そのものを感謝することを忘れない。世界に誇るべき伝統行事が末永く続けられ
ることを祈りたい。放射能汚染が喫緊の話題になっている昨今。空気の偉大さに感謝を忘れない

ようにしたい。