浪速での坐禅会

今月から浪速は大阪の御寺院栗東寺さんの禅道場での坐禅講師を務めることになりました。
大坂市内にある名刹ですが、建物は現代風です。伝統の和風建築ではありませんけど、その三階

に坐禅堂があります。毎月一度の定例会があり二十年以上前から市民に開放しておられるそうです。

御住持は知る人ぞ知るわが曹洞宗の重鎮です。参禅の講師は従来永平寺系の禅僧が勤めてきて

おります。小生にとっては御住持は修行時代の先輩(古参)です。小生は以前永平寺専門僧堂での雲水
指導をしてそれから札幌の中央寺専門草堂に勤務しておりました。それ以来の坐禅講師です。

坐禅ほどすばらしいものはありません。いいものです。浪速というと思い出すのは江戸時代では
慈雲尊者であり、天桂伝尊禅師であり、江戸後期では風外老師ですね。

日本の小釈迦と尊仰されている慈雲が生まれ、晩年を過ごされた200年に一度出るかでないかの
禅匠といわれる天才の天桂さん。風外老師は幕末から明治にかけて輩出した名僧たちの
あごがれる禅僧でした。

そんな大阪での坐禅会に月一度ですが、出講することになりました。嬉しいことです。