食卓に無花果が!

食欲・睡眠欲・色欲は3大欲求といわれます。これに財産欲と名誉欲が加わって五欲と仏教では教えます。

人間であれば食べないわけにはまいりません。度が過ぎると体調を崩し発病の誘因ともなります。

睡眠欲は日常生活でキチンと6時間~8時間とれていれば、それにすぎたことはないのです。しかし、
快眠であれば4~5時間もあれば十分疲労回復できるものです。色欲は生存欲といって子孫繁栄の
ための動植物共通の欲求でもあり、不可欠な欲求です。これも溺れてしまうほどに耽溺してしまうと

取り返しのつかない結果を引き受けることになります。これらの欲求は生きている限り悩みの種でもあり

生きがいでもあります。本能的な欲求とそれらにいかに対処してうまくコントロ-ルすべきか。楽しくも

また悩ましい課題といえるでしょう。ところで、境内の栗の美もすっかり落ちて、いまは三本ある無花果の木
が主役にとってかわりました。秋の味覚の代表格無花果が今年も大きなを着けての収穫期です。

朝課(朝の坐禅と読経)がすんで、境内の落ち葉掃除をすませ、イチジクの実を探し出す。これも楽しい

朝のひとときです。”天高く馬肥ゆる秋”といわれる秋の実りの無花果のおいしさを味わえる絶好の被害より
となりました。