読書の秋です

この秋は『茶の本』『日本の目覚め』を読了、ひきつづき『東洋の理想』を読もうと思っています。

天心こと岡倉覚三は晩年北茨城市の五浦海岸に住んでおりました。六角堂とともに天心の

旧居も保存されており、素敵な散策ができる名所です。その天心による三部作はすべて英文
による著述です。小生はちくま学芸文庫版で読んでいます。その中天心の処女作は「東洋の

理想」(明治36年)で「日本の目覚め」(明治37年)「茶の本」(明治38年)と次々に著述が

続いた。このうち前二冊はアメリカ渡航の折にものしたという。幕末動乱30年後になって、天心
が世界的観点からわが日本の立ち位置を積極的に欧米に発信した画期的な著作です。

私の東洋古典の素養は主として木南卓一先生の御指導によるものですが、その先生も90歳を
迎えられております。先生を囲んでの講座の紹介をしておきます。

東洋古典講座(講師木南卓一先生)