月刊「致知」五月号の特集は題して知好楽といタイトル。
論語に 子曰く、これを知る者は、これを好むものに如かず。
これを好むものは、これを楽しむ者に如かず。
上智大学名誉教授渡部昇一(83才)と作家曽野綾子(82才)のお二人の対談が
頗る面白かったです。
以前よりご両人の著書などを通じて尊敬おくあたわざる方々の談論風発される
姿がとても素敵です。
渡辺先生が60代半ばで岩波の『ギリシャ・ラテン語引用後辞典』を全部暗記
しようと始められた。これほどの知的好奇心旺盛な方だったことを知り、先生
の学問にたいする強い情熱に感動しました。また、曽野さんの「教育は幼い
時と、その道を初めて学ぶときは強制から始まるんです。」という発言には
まったく同感です。
月刊「致知」から学ぶことはとても多くて、毎号刺激的です。