達磨大師はインド人でしたが、中国に初めて禅の極意を伝えたといわれます。仏教の
開祖釈迦牟尼仏から数えると28代目の祖師といわれます。
それから徐徐に時間をかけて中国に禅宗が生まれるのです。
中国で禅宗といって叢林（そうりん・団体での修行道場）が確立するのは中国では
六代目の祖師として有名な慧能禅師の頃です。慧能禅師は中国・朝鮮
それにわが日本でも六祖慧能と通称される禅宗史上の超有名人なんです。彼は
わが曹洞宗をはじめ臨済宗それに黄檗宗などで現在も崇敬されている天才禅匠です。
さて、達磨大師は実在の人物ですが、後世になるといろいろと伝説が書き加えられて
我が国では手足のないダルマ人形に化けてしまいました。変わればかわるもんですね。
