東京物語は「世界一」の映画です

やっぱり小津安二郎監督はすごい映画監督なんですね。松竹お得意のお茶漬けドラマの先駆者
みたいに揶揄されることがあるけれど、世界中の監督はその真価を絶賛しているのですね。

一映画ファンとしてもうれしい限りです。

産経新聞の論説委員福島敏雄さんの「土曜日に書く」でこのニュ-スを知りました。
なんでも10年に一度、世界の映画監督358人が投票で選ぶもっとも優れた映画の第一位
なんだとか。

一度観て忘れられない映画でその後二度・三度と観ています。昭和28年封切りの映画が
60年たっても色あせないでその芸術性と普遍性が世界中から認められている。

すばらしいことです。来年は山田洋二監督「東京家族」が封切りになります。山田監督は
黒沢明監督の自宅を訪問したさい、ちょうど黒沢さんが「東京物語」をみていているところに
でっくわして黒沢さんが涙を流していていた。そんか回想をしていたことなども想いだし
ました。