十善法語の世界

今年も押し詰まってきました。二日後にはクリスマスですね。今年最後の読書は慈雲尊者著「十善法語」となりました。

本年は幸いにも江戸時代後期の木版本を古本屋から入手できました。十善戒のそれぞれについて、分冊になっており
手にとっても読みやすいです。洋装本はすでにありましたが、なかなか木版本は稀覯本ですので、あきらめて
おりました。が、”念ずれば花開く’ですね。

不殺生戒の冒頭に「人となる道」が尊者の筆跡で掲載されているのもうれしい発見でした。
とりわけ、慈雲尊者を尊崇した沢木興道老師は生前”坐禅の神様’と尊敬されましたが
尊者の偉大さがわかる名著です。

残された平成24年の最後の読書で心静かに新年を迎えたいものです。