安濃先生が逝去されました。84歳。先生は安濃胃腸科内科医院の創業者です。
現在は長男である周威知先生がその後を継いで医院を守っておられます。先生
と奥様である広美さんとの最初の出会いは下荒川竜門寺での坐禅会でした。
思い起こせば30年以上も前のこと。独身当時からのおつきあいですからずいぶんと
お世話になりました。今日はその葬儀で奠茶師(てんちゃし)として脇導師を
勤めます。その徳を偲んで漢詩の七言絶句を作りました。
昨臘永眠精励人 昨臘 永眠す 精励の人
如今臨別不堪陳 にょこん 別れに臨むも 陳ぶるに 堪えず
生涯醫捧慈顔暖 生涯を 醫に捧げて 慈顔あたたかなり
凛冽寒風甲午天 凛冽たる 寒風 甲午の天
先生には4人のお子さんがおり長男次男長女そして次女の4人全員が医師となって
活躍中です。見事な一生でした。心から冥福を祈ります。