慈雲尊者の和歌

慈雲尊者といえば江戸中期を代表する真言僧です。尊者は日本の小釈迦とも尊称されている大徳として
あまりにも有名な方です。で、先月末からの大型連休も明日でおしまい。

そんななか、尊者の高い境涯を和歌を参考にして味わうのも一興でしょう。

わが法は のべのわか草 もえいでて 花さきそむる みやまぢの春

見る人の こころながらも 春はげに 柳のみどり 花のくれない

おそくとく をのがまにまに 咲く花の 色香ぞ春の あるじなりける

春の日の いとど長尾の 瀧つ瀬に 声うちはへて 山鳥の鳴く

近所の農家の田植えも無事すんだようで、今日のようなしうzかな夜にはカエルの

鳴き声がいかにも春のよろこびを伝えてくれているような気がします。