涙なしでは見れない「バンク-バ-の朝日」でした

時間がとれたので、夜「バンク-バ-の朝日」を観てきました。カナダ西海岸にあった日系人野球チ-ム

の奮闘物語です。太平洋戦争が始まってしまってこのチ-ムは消滅してしまったんですね。
おそらくねじ明治30年代ころから日本人のカナダ移住は始まったのでしょうか。そちらに定住した日本人

の二世たちによる野球チ-ムはずいぶん差別されていたんですね。野球する有志の青年たちは
外人の二分の一の給料という差別に耐えながらすきな野球に打ち込む毎日でした。

仕事の疲れにもめげずに好きな野球に夢中になる青年群像のそれぞれの思いが丹念に
描かれています。カナダに野球チ-ムがあったなんてこともこの映画で初めて知りました。

日系移民に対するカナダ人の人種差別の待遇の激しさなどもこうした映画を鑑賞しなければ

わからなかった事実です。移民の方のご苦労のほどが胸をしめつけました。

そんななかで、体力的にも力量でも劣る二世たちの頭脳プレイが奏功して、とうとう地区の優勝

まで勝ち取ったのは素晴らしいことでした。スモ-ル野球として有名になったバンド戦法や俊敏な
盗塁の技などは、現在の日本野球の原点にもなっていると気づかされました。

バンク-バ-の朝日」必見の感動秘話です