さようなら!

浦田清秀翁の死を悼む。翁はさる20日95歳の天寿を全うして極楽浄土に
旅立ちました。小生が出家する以前の学生時代からの変わらぬ外護者でした。

50年近くもの長い年月のおつきあい。思い出も数限りありません。そんな老翁
との在りし日を思い浮かべながら下手な歌を詠んでみました。

・惜別の 哀声(こえ)よとどけよ 初秋(あき)のそら

・老爺(きみ) 逝きぬ われは残りて 手向け酒

・慈父のごと われを外護(まもり)し 翁(きみ)逝きぬ 情きわまりて ただ涙

・炎熱の 日を送りつつ 老翁(きみ)はいま 別離(わかれ)も告げず 独り逝く

・四方山の 話に興じた その夜の 笑顔 忘れじ 永遠に(いつまでも)

・忘れじな 御宅を訪ねし その折に 酒くみ交わす 君の微笑(ほほえ)み

ご冥福をただただ祈りあげる次第です。