今月もはや五日が過ぎております。ボ-ッとしているうちにこの月もすぎて、冬の気候を
迎える。そんな気がしないでもありません。先週3日には長野県から恩師ご夫妻が拙寺を
訪ねてきました。大学時代の恩師でかれこれ40年ものおつきあいです。
わたしより一回りうえの77歳と高齢ですが、あいかわらず元気です。今年は母上がなんと
105歳で他界さてたとか、おっしゃっておりました。私の両親はともに70代であの世に旅立ち
ましたので、その話を伺って驚きを隠すことができませんでした。すでに住職を副住職に
譲り来年は新住職就任の大儀式準備中と伺いました。
ご夫妻とゆっくり一夜を過ごしながら歳月の速やかなることをかんじたことでした。
ところで、9日は重陽の節句ですね。ことし最後の菊の節句がまもなくです。「春生じ
夏長じ秋収め冬蔵す」。収穫の秋です。ご近所でもまもなく稲の刈り入れがはじまろうとして
います。気候もあの猛烈な暑さはおさまり、静かな落ち着いた過ごしやすい気候に移りました。
短いものの静かな毎日を楽しめる。そんないい季節ですね。