坐禅にいい時節です

酷暑、残暑という言葉もいつしか消えて、さわやかな毎朝を迎える今日この頃です。

毎日坐るのを日課にしている者にとって、この季節ほど有りがたいものはありません。
春先の冷たい空気が日一日と温暖になっていくことを実感できる春の坐禅と現在の

さわやかな涼しさを受けて坐る坐禅はなんとも形容し難い禅悦ではあります。古来
坐禅は”仏法の総府」といわれます。実行の伴わない信心ではそれこそ画餅です。
絵に描いた餅でお腹をすかした者が食べようとしても身にならない。お腹が満たされる

ことはありません。わずかな時間でも坐るひとときは無上の喜びですね。坐禅という
「聖なるひととき}を味わえる幸せを感じるこの頃です。