医王寺住職ブログ

坐禅特集号です

隔月刊の雑誌「Discover Japan新年号」をツタヤで見つけました。なんと禅の特集でした。 サブタイトル「ジョッブスもイチロ-も世界の成功者は、なぜ禅に夢中になるのか?」とあり、 手に取って拾い読みをしちゃいました…

遺経を読む

「遺経」(ゆいきょう)はオシャカさまの御遺言を記したお経のこと。正式には「佛垂般涅槃 略説教誨誡経」と申します。この経典は禅宗では重んじられている経典です。 今朝から大広間の床に掛けた「釈尊大涅槃図」の前でこの経典を読み…

夜話に云く・・・

  「随聞記」からのご文章です。 夜話に云く、学人は必ずしぬべきことを思ふべき道理は勿論なり。 たとひ其のことをば思はずとも、暫く先づ光陰を徒らに過さじと思ひて 無用のことをなして徒らに時を過さず、詮あることを…

指導者の心術

「正法眼蔵随聞記」からの抜粋です。 住持長老なればとて、乱に衆を領じわがものに思ふて呵嘖するは非なり。 況や其人にあらずして、人の短処を云ひ他の非を謗るは非なり。能々用心 すべきなり。他の非を見て悪しヽと思ふて慈悲を以て…

学人の第一の用心とは

示して云く、学人の第一の用心は先ず我見を離るべし。我見を離るヽと云ふは 此の身を執すべからず。設(たと)ひ古人の語話を究め常坐鉄石の如くなりとも、 此の身に着して離れずんば、万劫千生にも仏祖の道を得べからず。 仏道を極め…

「随聞記」の世界

「随聞記」というと、宗門では永平寺二祖孤雲禅師が初祖道元禅師から伺った修行上の 要点を記録した書物を指します。仏法を体得するうえで孤雲禅師が疑問とするところを師匠である 道元禅師に問いただし、そのときの師匠の回答を述べた…

今年の読書始めは・・・

いつの間にかお正月も過ぎてしまい、はや十日になってしまいました。 今年の読書始めは「益軒五常訓」でしたが、わずか数ペ-ジを読んだだけで それ以上進まないでいます。きょうは多少読書の時間も取れたので以前読んだ 「大須賀?軒…

書初めをしました

書道の生徒さんたちが昇段試験を受けたい。そんな希望がでましたので、正月のお休み中ですが、筆を持ちました。 昨年までの書道誌「鶴心」は山田松鶴会長先生が鬼籍に入られたため、廃刊となり、後継者の松崎龍翠先生が 会長となって「…

初坐禅会でした

新年を迎えた月例坐禅会は今日でした。男女10名の方が坐りにきてくれました。この会はNHK文化センタ-に 会員登録している方々で、皆さんもう数年も通い続けているリピ-タ-さんが大半です。年齢も若い人は40代 お年寄りは80…

蓮月尼の和歌

 宿かさぬ 人のつらさを なさけにて おぼろ月夜(つくよ)の 花の下伏(したぶし)  世の中の ちりもにごりも 流れては きよきにかへる かもの 川波  山郷は 松の声のみ ききなれて 風吹かぬ日は さびしかりけり &n…